接続法と直説法との違い
接続法を学ぶ前に、まず直説法と接続法の違いについて、簡単に説明します。
直説法とは、主に「現実に起こる、もしくは起こったことを客観的に述べる」ために使用されます。
これまで「現在形」や「過去形」などを学んできましたが、これらは厳密には、「直説法現在」や「直説法過去」であるのです。
これに対して、接続法は、主に「願望や主観的な感情、現実には起こっていない行為」などを表現するものです。
簡単に言えば、
直説法 = 現実
接続法 = 非現実
ということになります。
なお、スペイン語の接続法と英語の仮定法とは、互いに対応する部分もあります。しかし、スペイン語の接続法の方が、使用される範囲がかなり大きくなります。また、その活用も、スペイン語の方がより複雑です。(スペイン語の接続法と英語の仮定法との比較については、山田善朗監修、「中級スペイン文法」、白水社、 p. 335 - 336に詳しい説明があります。)
接続法が使われる文
接続法が使われる文は、大きく分けて「単文(独立文)」と「従属節含む文」があります。
・単文における接続法
命令文や願望・疑惑・予測を示す文で接続法が用いられます。
・従属節における接続法
名詞節、形容詞節、および副詞節で接続法が用いられます。
これらについては、「接続法現在」で詳しく説明します。
接続法の時制
接続法にも、現在形や過去形などが存在します。
・接続法現在
・接続法現在完了
・接続法過去
・接続法過去完了
接続法
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