名詞の複数形|可算名詞と不可算名詞
この章では、「可算名詞」と「不可算名詞」や、名詞の複数形の作り方を学びます。
可算名詞と不可算名詞
名詞には、「可算名詞」と「不可算名詞」があります。
可算名詞は、「数えられる名詞」のことです。数えられることから、複数形にすることができます。また、「冠詞」で学ぶ不定冠詞や、「数字」で学ぶ基数詞をつけることもできます。例えば、casa(家)などは可算名詞です。
不可算名詞は、「数えられない名詞」のことです。数えられないため、複数形にすることはできません。例えば、dinero(お金)などは不可算名詞です。
同じ名詞でも、概念の違いにより、可算名詞と不可算名詞の両方で使われることがあります。
名詞の複数形
上記のように、可算名詞は数えることができる名詞ですので、複数形にすることができます。
例えば、casa(家)がいくつかある場合、casa は複数形 casas になります。
それでは、複数形の作り方について学びましょう。
名詞の語尾によって、複数形の形は異なります。複数形の原則は、以下の通りです。
1.名詞の最後の文字が母音の場合、「s」を付け加える。
casa 家 → casas
periódico 新聞 → periódicos
2.名詞の最後の文字が子音(zを除く)の場合は、"es"を付け加える。
tren 列車 → trenes
3.最後の文字が「z」の場合は、「z」が「ces」へと変わる。
voz 声 → voces
4.例外的に、単数形と複数形とで変わらない単語もある。
afueras 郊外 → afueras
なお、アクセント記号がついた名詞については、複数形になることでアクセント記号が不要になるケースもあります。
japonés 男性日本人 → japoneses
これは、複数形になることで、アクセント記号がなくても、元々アクセント記号があった母音(音節)にアクセントがつくようになるからです(詳細は、スペイン語のアクセントを参照)。
casa (sf) 家 periódico (sm) 新聞 tren (sm) 列車 |
voz (sf) 声 afueras (sf) 郊外 japonés (sm) 日本人(男性) |
Lección 2: 名詞で学ぶ内容
- (1) 男性名詞と女性名詞
- (2) 名詞の複数形
- (3) 練習問題
- - 練習問題・解答のヒント