主語人称代名詞(yo「私は…」など)
主語人称代名詞は、「主格人称代名詞」と呼ばれることもあります。
主語人称代名詞とは、人称代名詞の一種で、日本語の「私は」とか「彼は」とか「私たちは」などにあたる部分です。英語では、それぞれ「I」や「he」や「we」などにあたります。
例えば、「私はスペイン語を勉強しています」という文章があったとすると、「私は」の部分が主語人称代名詞となります。
主語人称代名詞を覚えましょう!
以下が主語人称代名詞の表になります。数が多くて少し大変ですが、かなり使用頻度が高いので、すぐに覚えられます。
主語人称代名詞 | ||||
---|---|---|---|---|
単数 | 複数 | |||
一人称 | 私は | yo | 私たちは | nosotros nosotras |
二人称 | 君は | tú | 君たちは | vosotros vosotras |
三人称 | 彼は | él | 彼らは | ellos |
彼女は | ella | 彼女らは | ellas | |
あなたは | usted | あなたたちは | ustedes |
まず、単数形と複数形の違いがあることに注意してください。「わたしは」の主語人称代名詞は「yo」ですが、これが複数になり「わたしたちは」となると、「nosotros」もしくは「nosotras」となります。
なお、この「わたしたち」の中に一人でも男性がいれば、「nosotros」を使い、全員女性であれば「nosotras」を使います。これは、「きみたちは」の「vosotros」と「vosotras」も同様です。
「きみは」を表す「tú」は、友人など親しい間柄の相手に対して使います。アクセント記号がつくことに注意してください。
対して、「あなたは」を表す「usted」は、初対面の人や公共の場で知らない人に対して使用します。発音は、「ウステド」とはならず、「ウステ」もしくは「ウステー」のような感じです。文法的には、二人称ではなく、三人称の扱いとなります。
スペイン語の学習書によっては、「usted」を「Vd.」もしくは「Ud.」と略して表記する場合があります。同様に、「ustedes」も、「Vds.」もしくは「Uds.」と略して記載されることがあります。
今回学んだ主語人称代名詞にしたがって、動詞が変化していくことになります。そのことを動詞の活用と呼びます。もちろん、これから学ぶser動詞やestar動詞も、主語人称代名詞にしたがって活用します。
Lección 5: serとestarで学ぶ内容
- (1) 主語人称代名詞
- (2) ser動詞
- (3) estar動詞
- (4) serとestarの違い
- (5) 練習問題
- - 練習問題・解答のヒント