ser動詞|活用と使い方

serとestarでも述べたように、スペイン語には、英語のBe動詞にあたる動詞が2つあります。「ser」と「estar」です。今回は、これらのうち「ser」について学びましょう。

「私は日本人です」をスペイン語でいうと、以下のようになります。

Yo soy japonés.(「私」が女性の場合は、Yo soy japonesa.)

上記の文章で、「yo」は「私は」を意味し、「japonés(もしくはjaponesa)」は「日本人」を意味します。そして、「soy」は、「ser」が「yo」に対して活用して変化した形なのです。

ser動詞の活用表は以下のようになります。

ser
yo  soy nosotros
nosotras
 somos
 eres vosotros
vosotras
 sois
él
ella
usted
 es ellos
ellas
ustedes
 son

上記の活用表に従うと、例えば「君は日本人です」という文章は、スペイン語では以下のようになります。

eres japonés.(「君」が女性の場合は、Tú eres japonesa.)

このように、主語が変わると、動詞の形もそれにしたがって変化するわけです。これを「動詞の活用」と言います。

この「ser」を使うのは、以下のような場合です。

・名前、職業、国籍、出身などを表す場合。

上記の例、

Yo soy japonés.(「私」が女性の場合は、Yo soy japonesa.)

は、国籍を表していますね。「japonés」は「日本人男性」、「japonesa」は「日本人女性」を意味します。

出身も同様に、

Nosotros somos de Madrid.

私達はマドリード出身です。

などと表現します。この場合、前置詞「de」を用います。

また、職業を表す際には、

Tú eres estudiante.

君は学生です。

Usted es profesor.

あなたは先生です。

などのように表現します。

なお、上記にも見られるように、職業や国籍などを述べる場合、基本的に名詞に冠詞はつけません。

・人の性格や特徴、物の性質や所有などを表す場合。

例えば、「彼はハンサムです」をスペイン語でいうと、

Él es guapo.

となります。 これは、人の特徴を表現していますね。

物の性質も表現できます。

La silla es de madera.

その椅子は木製です。

この場合、前置詞「de」をつけます。

物の所有も表現できます。

La casa es de María.

その家はマリアのです。

所有を表す場合も、前置詞「de」をつけます。

Lección 5: serとestarで学ぶ内容