スペイン語はどこで話されている?

スペイン語を第一言語とする言語人口

世界の言語人口を見ると、スペイン語を第一言語として使用する人口は、約3億2900万人で、これは英語の約3億2800万人よりも若干多く、世界で第2位です(2009年)。*1

ちなみに、世界で最も多くの人々が第一言語として使用している言語は、中国語です。その数は、約12億1300万人*1で、他の言語を第一言語として使用する人口を圧倒しています。もちろん、これは中国が世界最大の人口を有することが大きな原因です。

英語が実質的な国際言語であることを否定する人はいないと思いますが、英語を第一言語として使用する人口は、スペイン語のそれとほとんど変わりません。

また、スペイン語は、第一言語として使用している人口という点では中国語に及びません。しかし、地域という面でみると、スペイン語が使用される国や地域の数は、中国語のそれを凌駕すると思われます。

上記を鑑みれば、スペイン語は、英語に次ぐ第二国際言語といっても過言ではないではないでしょうか。

スペイン語が使用されている地域

スペイン語を公用語とする国は、以下の通りです。

・ヨーロッパ
スペイン

・中米
メキシコ
コスタリカ
グアテマラ
エルサルバドル
パナマ
ホンジュラス
ニカラグア
キューバ
プエルトリコ
ドミニカ共和国

・南米
コロンビア
ベネズエラ
エクアドル
ペルー
ボリビア
チリ
アルゼンチン
ウルグアイ
パラグアイ

・アフリカ
赤道ギニア

他にも、アメリカ合衆国ではスペイン語圏の移民が多く、スペイン語が第二公用語として用いられる地域があります。




参考資料:
*1 ㈱二宮書店編集部編、データブックオブ・ザ・ワールド vol.25(2013年版) 、平成25年1月10日

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