再帰動詞とは、ある動作の作用が、その動作を行った者に影響するような動詞のことです。
英語では「reflexive verb」、スペイン語では「verbo reflexivo」と言い、共に「反射的な動詞」という意味も含んでいます。こちらの方が日本語よりも直観的に分かりやすいですね。
例えば、自己紹介で自分の名前を伝えるとき、「llamar(呼ぶ)」という単語を使いますが、そのままでは自分の名前を伝えることができず、再帰動詞の形で「自分自身を~と呼ぶ」という言い方をします。
辞書を調べると、再帰動詞は、動詞の後ろに「~se」という再帰代名詞をつけて記載されます。つまりは、再帰動詞は、再帰代名詞と一緒に使用されるのです。なお、再帰代名詞も動詞の活用と共に変化します。
yo | me llamo | nosotros, -as | nos llamamos |
tú | te llamas | vosotros, -as | os llamáis |
él ella usted |
se llama | ellos ellas ustedes |
se llaman |
Me llamo José. 私の名前はホセです。
・自分の体に影響する動作
自分自身の体に関する動作でも、再帰動詞が良く使われます。
lavarse 洗う
Me lavo las manos. 手を洗う。
ponerse 着る
Me pongo el abrigo. コートを着る。
・再帰動詞の原形(不定詞)
前述したように、辞書では再帰動詞の原形は、「~se」の形で記載されてますが、再帰動詞を不定詞として扱う場合は、再帰代名詞の部分が変化します。
Voy a acostarme después de cenar. 夕食後、私は寝るつもりです。